(夏井川沿を毎日歩いて通勤しています)

ハイカロリーとはわかっているものの天乃屋の歌舞伎揚が好きです。私にとって「至難」とは歌舞伎揚の袋を開けて1枚だけで食べ終えること。私にはできません。

3枚目を食べている途中で脳内で小さなスパークが起きました。

冷蔵庫にあるフィラデルフィアのクリームチーズを歌舞伎揚に塗ったらどうだろう、と。

脳細胞は我ながら不思議な存在です。無意識下で己の欲望を満たさんとつねに発酵と熟成を重ね、休むことを知らない。

先日、東京に行った際に東京駅地下街のベーグル専門店でベーグルを購入。ベーグルといえばクリームチーズ。地元に戻りスーパーでクリームチーズを買いました。

フィラデルフィアを開けると十分に残っていました。

カレー用スプーンでクリームチーズを大胆にすくい上げました。思いっきり歌舞伎揚の凹面に塗りたくります。

頬張ってみました。

嗚呼、こ、これは...。美味い。美味すぎる。歌舞伎揚とクリームチーズの妙なるハーモニー。えもいわれぬ味わいです。

誰もいない居間で叫びたい衝動に駆られました。我、発見せり、と。

もしかして私は禁断の扉を開けてしまったのかもしれない。禁じられた組合せだとすぐに確信しました。

試しに歌舞伎揚単体で心静かに1枚食べてみました。

なんだかもう味気ないのです。たった少し前の感動がうそのよう。

こうしてまた依存対象が増えてしまいました。

蛇足ながら、ハーゲンダッツ・バニラアイスクリームにメープルシロップも絶妙なコンビネーションです。


(自宅前を通過するディーゼル車)

その区長さんはいつも会議の1時間前には会場に来ていました。私たち職員が会場設営する前に姿を現していました。

「◯◯さん、そんなに早くいらっしゃらなくても大丈夫ですよ」

「いやいいんです」

はにかみながら、そして微笑みを浮かべつつ、静かに待つ区長さんでした。


(ナスの花。早朝に起きてアブラムシ退治のため木酢液を散布)

どうして会議開始の1時間も前に来るのだろう。いつも不思議に感じていました。

侃侃諤諤(かんかんがくがく)の議論をするような会議でもなく、いわゆる“会議のための会議”です。

その区長さんの行動を私は理解できませんでした。せいぜい10分前に来ればいいのにと思っていました。


(午前8時前の駅前のカフェでくつろぐひととき)

きょうは土曜日です。にもかかわらず午前5時前に起床。会津の師匠の助言を受け、栽培しているナスの葉に木酢液を希釈して散布しました。

※希釈については「希釈力」で一考を論じています。

そして、午前8時前なのに駅前のカフェでくつろぐ私がいます。主催する「中級音訳奉仕者養成講座」の開講式で午前10時半にあいさつをすることになっています。

業務開始の2時間以上も前に待機していることに気づきました。

何事に対してもぎりぎりな、いわば“ぎりぎりスト”だった私。いまやあの区長さんと同じ、いや、それ以上になってしまっている。

経年変化とは、時が経たないとわからないものです。鼻毛が白くなるだけでなく、行動様態まで変わるのですね。

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