- 2017.08.14 Monday
隣の芝生は青い
(澤上商店)
「隣の芝生は青い」。そう見えるのではなく、事実であることもあります。いや、多々あるといってもいいでしょう。
隣接の市ではないものの、とかく比較することの多いK市に行ってきました。私の欲するものがあるからです。
「人生の喜びの85パーセントは食べ物で得られる」とは、星々のつぶやきで生まれた格言です。
私の食べたいものがK市にはあります。まず、澤上商店。ベトナム料理店です。
(ほの暗い店内)
店内の雰囲気はまさに東南アジアのひなびた食堂。店内に入るとニョクマム(タイのナンプラー)と香辛料のにおいが脳を刺激します。
海南鶏飯(タイでいうカオマンガイ)とフォー(米粉麺)を注文。
嗚呼、においがたまらない。鼻を寄せ、吸い込み、鼻腔の奥に送り込みます。
脳髄に圧縮されていた30年前のタイ滞在中の記憶が解凍されていきます。においによってタグ付けされた過去の記憶が走馬灯のようによみがえります。
(海南鶏飯。皿の模様がパイナップル)
身震いするような快感を覚えます。
こんなお店のあるK市はいいなぁ。羨望の思いに駆られます。才覚と資金があれば自分でお店をやってみたい。
次に、ヨシダベーゴーに初入店。ベーグルのお店です。
ベーグルは、パンの一種。東欧系ユダヤ人の食べ物として知られています。基本的にバター、卵、牛乳を使用していません。
(素敵なお店 ヨシダベーゴー)
こねた生地をドーナツ状にして湯にくぐらせてから、焼きます。もっちりとした触感がたまりません。
20年前に滞在していたカナダ・モントリオールの日々を思い出させる食べ物です。
横から輪切りにして、クリームチーズを塗って食べるのが主流です。
こんなお店のあるK市はいいなぁ。なぜわが市にはないのだろう。不満が募ります。才覚と資金があれば自分でお店をやってみたい。
(冷凍で1か月保存できます)
というわけで、退職後の夢は、タイ料理とベーグルを楽しめる店を開店することです。
が、才覚も資金もないのでときどきK市に行くことにします。 冬はわが市よりずっと寒いので行きません。
- おいしい
- 12:00
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- by だいこんくん