(宇宙と同じ名前のコスモス)

選挙事務の一日でした。ほどよい暑さの中、物憂い午後の3時過ぎのことです。目が開いたまま、一瞬夢を見てしまいました。

意識が遠のく経験はたびたびあります。3年前の12月14日施行の衆議院総選挙。寒すぎて、新田次郎著『八甲田山死の彷徨』の場面が次から次と浮かんできました。

詳細は「寒さに震えながら考えたこと」を参照ください。

今回、開票事務も行いました。年々、事務を行う人が減っているようで、昔から従事している老壮年代が活躍しています。うわによると若い職員が忌避しているとのこと。

さて、開票所である総合体育館に到着。ふと、周りの職員の服装を見ると、ほとんど紺のスラックスに白のワイシャツ。私は警察官の制服によく似た青色のシャツに茶色のチノパン。

ありぁ、なんかお達しがあったっけ、と思いました。そういえば、ポロシャツやアロハはダメとのお触れが回ってきたを思い出しました。

私、思うんです。日本人のここが怖いなって。思考なしで行動できる日本人の怖さです。「何のため」という思考が欠落しているように思います。

アロハを着ろと言われれば、みんなアロハシャツを着て仕事をする。市議会でもアロハシャツを着ての「アロハ議会」が話題になりました。

選挙は厳粛な場なのでアロハはダメ。意味するところはわかります。では、厳粛な場であるはずの市議会の議場はいいのでしょうか。

お上からこうしろと言われると、瞬時にそうする。ダメと言われると、即座にそうする。ここが怖いんです。思考しない日本人のここが。

というわけで、岸見一郎/古賀史健著『嫌われる勇気』をこれから読もうと思います。心理学者のアドラーは嫌われる勇気を持てと訴えています。

ため池のザリガニのように背中を丸めながら逃げてばかりの私。ちっとも勇気がありません。

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