(郡山安積店のテラスにて)

サグラダ・ファミリア。アントニ・ガウディ(1852-1926年)の設計構想をそれぞれの時代の建築家が推測し思い描きながら建築に取り組んいます。

1882年に着工。ガウディの没後100周年に当たる2026年に完成予定という。

先師の構想を実現せんとの熱き想い。世紀を超えて、連綿と継承されていることに驚嘆を覚えます。一朝一夕に成し得ない大事業です。

じっくりと時間をかけて積み上げていく、あるいは磨き上げていく営為。羨ましいとさえ思います。

時代ごとの建築家の苦労も並大抵ではないはず。建設従事者や地域の人々との話し合いは一筋縄ではいかないでしょう。

それぞれの思惑やしがらみも多いのではないかと思います。調整は困難を極めることもあるかもしれません。

一対一の粘り強い対話を重ねることで、あの偉大な建築物は建造され続けているに違いありません。

人ひとりの人生ですら、過去をリセットするなどということは不可能です。これまで積み上げてきたものがあっていまの生き様があります。

まして、人々の集合体である組織においてもや、です。困難な課題であればあるほど、粘り強い地道な血の滲むような営為が必要です。

当然、しがらみだらけです。そもそも政治とはしがらみの調整ではないでしょうか。

そのしがらみのど真ん中に分け入り、時に怒号や罵声も受け、それでも説得をし続けていく。信頼と納得を積み上げていく。

それをゲームのようにリセットできると思うのであれば、大きな間違いです。即席麺の発祥の地・日本だからなのか、時間をかけて積み上げる営為をおろそかにしているような気がしてならない。

政治とは理想と現実をつなぐ技術だとすれば、理想を追いつつ、現実のしがらみの真っ只中で、もがき苦しんでほしい。

と、ふと思いながらスターバックスコーヒー郡山安積店で一服していました。シフォンケーキも食べました。

なお、サグラダ・ファミリアは桜田家とは無関係です。念のため。

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