- 2017.10.20 Friday
主義主張
(コリドーの向こうは猪苗代湖)
薬にも毒にもならない。沈香(じんこう)も焚かず屁もひらず。偉大なる平凡でありたい。「星々のつぶやき」の主義主張です。
プラシーボとは、ラテン語で「私は喜ばす」の意。フランス語発音のプラセボと称されることも多いプラシーボ。薬理作用のない偽薬です。
偽薬なのに効果があることが報告されています。驚くことに副作用まで起きることもあるという。
その意味で当ブログは、まさに正負両面にわたってプラシーボをねらいとしていると言ってよいでしょう。
サラダについてつぶやけば、それに影響され読者の皆様の夕餉の食卓にマカロニサラダやポテトサラダが登場することを私は知っています。
さて、主義主張とは、取捨選択の代物です。唱えている人自身も取捨選択できますし、当然のこととして賛同する側においても取捨選択することが可能です。
チョイスするということですから、昨日まで用いていた主義主張は一夜にして取り換えることも簡単にできます。
それでは、料理を用いて説明しましょう。
Aさんは、中華料理を作ると主張。Bさんは、フランス料理を作る、と。Cさんは、和食を作る、と。また、Dさんは、フランス料理と和食を組み合わせた料理を作る、と主張します。
私たちはともすると、この料理の違いに着目しがちです。
料理というものは、当然、何を作るかということも大切ではあります。しかし、より大切なことは、上手に調理できるのか、ということではないでしょうか。
一食二食に留まらず、大人数に料理を提供するとき、コックは配下のスタッフを使いこなす、つまり、マネジメントも行わなければなりません。
さらに、コストという経営感覚も不可欠です。当たり前のことですが、無料で美味しい料理は出せません。
優れたリーダーシップの下、このような総合的なマネジメントができるのか、という視点を持つことが選ぶ側には必要であろうと、私は思うのです。
ある意味で主義主張よりも大事なことは、組織をマネジメントできるのか、ということではないでしょうか。
主義主張は当然、大事な要素ではあります。でも、私の関心はマネジメントに注目してしまうのです。
中華料理でも、フランス料理でも、和食でも、かまいません。要は、美味しい料理をすぐに効率よく、低コストで出せるのか、ということだと私は思っています。
というわけで、今後とも、このような薬にも毒にもならない、沈香も焚かず屁もひらずのつぶやきを続けていく考えです。
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- by だいこんくん