(ファミマで朝カフェ)

「読書百遍義自ずから見(あらわ)る」−− なぜか英語で表現するとわかりやすい。Repeated reading makes the meaning clear. そういうことか。

初読だと思って、読み進み、ほとんど終わりかけに再読だと気づくきょうこの頃。あれやこれや読むのはやめました。

感銘を受けた本を時間をおいて再読することに重点を移しています。

内田和成著『論点思考』(東洋経済新報社)は三読目。著者の魅力については、「牛の顔としっぽ」で触れています。

内田先生の講義を聴講したことがあります。とにかく余談がじつに面白い。余談の印象が強すぎてほとんど本論を覚えていないくらいです。

さて、三読目の『論点思考』から感銘を受けた箇所を4つピックアップしましょう。

「学校の勉強であれば、試験の出題者の出した問題を解けばいいので、どちらかといえば正しい解き方、あるいは効率的な問題の解き方が教育の中心になっている」

「問題を解き始める前に、問題のように見えるものから、真の問題を発見すること、解くべき問題を決めることだ」

「この真の問題、解くべき問題のことを『論点』という。そして論点を設定するという、問題解決の最上流に当たるプロセスが『論点思考』である」

「問題解決力というと、すでにある問題をいかに解決するばかりが注目される。でも実際には最初の問題設定がうまいから、鮮やかに解決できる。勝負は論点思考の巧拙で決まっているのである」

以上のような話を実際の講義で聞いたにもかかわらず、まったく記憶に残っていません。残念です。

問題を解く以前に何が本当に問題なのかを見抜く、設定する力。ぜひ身に付けたいものです。

いずれにしても、最近、記憶が薄れるというか、まったく記憶がないという事象が頻繁に発生し、厳しいものがあると思っています。

もしやエイリアンのせいではと疑っています。

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