(地魚料理「東や」)

「星々のつぶやき」の愛読者であるYさんとの約1年ぶりのオフ会。私の生まれ育った植田町で催していただきました。

ブロガーとファンとの交流をオフ会と称します。中でも一対一のオフ会を「サシオフ」というのだそうです。

前回のサシオフは「たまゆらの語らい 〜ITろくろ〜」で紹介しています。

「サシオフってどういうことですか」

「要するに差しでオフ会をするという、ネットスラングです。もう古い言葉ですよ」

「初めて聞きました。勉強になります」

話題は縦横無尽。古生代の三葉虫からサザエさんの視聴率の低迷に至るまで多岐に。

まず、最近のエントリー「時計代わりにされていた私」の読後感に言及。

哲学者のカントが登場したことで書き手が読者に対してフィルタリングをかける効果が認められるとの指摘を受けました。

いわば“逆フィルタリング”。通常はユーザーがサービスを制限する。そのフィルタリングが逆転している、と。

「カントなんて知らねーしっていう人が必ずいます。そういう人を寄せ付けないフィルタリングです」

ネットの世界を知悉している業界人ならではの見立てだと思いました。

サザエさんの視聴率の低迷については、早晩そういった事態が起きることは予想されていたという。

にもかかわらず、手を打ってこなかったところに問題がある、と。

まるで、サザエさんのスポンサーの運命と軌を一にしているかのよう。

「もうあの家族構成はいまの日本にはあり得ない設定なんですよ。それを続けてきた」


(芳醇な香りが湧き立つ「勿来の関」)

純米酒「勿来の関」を飲みながら、話題は「星々のつぶやき」の誕生の経緯に。詳細は割愛します。

「ところで、読者のオフ会をやってみたい気持ちがあるんですけど、気恥ずかしさが立って自分ではやれない。幹事を務めてくれる人がいるといいんですけど」

下心を持って切り出しました。

「インパール作戦を指揮した牟田口廉也陸軍中将がのちに『(作戦の中止を)私の顔を見て真意を察して欲しかった』といっていますけど、上官に対して『察してください』じゃだめなんです」

「思っている本人が言葉にして実行しなければならないということですね」

「そうです。やるなら、やるということです」

忖度を頼む私の弱い心に100万ボルトの電撃が走りました。

最後に私のお気に入りのエントリー「我が家のビオトープ」を朗読。Yさんは呵々大笑してくれました。

午後9時半、サシオフ終了。「東や」を辞し、二人で植田駅に向かいました。

Yさんは常磐線上り方面、私は下り方面。再会を約し別れました。

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