(しだれ桜が満開です)

タイ製の「ピントー」が地元の家具店にあると友人に教えてもらい、早速行ってきました。

ありました。何種類ものピントーが。

ピントーとは、ステンレス製の重ねるタイプの持ち運び用容器のことです。要するに弁当箱のこと。

語源が気になります。手元の冨田竹二郎著『タイ日辞典』をひも解いてみると次のようなことが書かれていました。


(ピントー)

「もとは竹編みの大きな手提げ重ね篭の称で(中略)ピントーの語源については最初ポルトガル語説が行われたが該当語がないので、日本語の“弁当”から来たという説が広まっている」としつつ、次のようにつないでいます。

「しかし江戸末期に日本語がタイに入るとは考えられない。『弁当』は古い中国語であるから、南中国の方言から入った可能性の方が大きいが、中国の辞典には見当たらない」

結局、語源は不明のようです。


(医療器具を思わせる堅固な作り)

密閉がしっかりして、スープもこぼれない。鍋にもなる。なかなかの優れものです。

タイ留学中、僧が手に携えていたのを覚えています。

ところで、なぜか家具店を訪れるとお腹がむずむずしてトイレに行きたくなります。

家具の展示を縫うようにしてたどり着いた2階のトイレ。

洋式トイレではありましたが、私が称するところの“ししおどしタイプ”のそれだったのです。

便座に緩速装置がありません。ふたが上がった状態から着座状態にしようとすると、自由落下し、ししおどしのように響くタイプです。

硬質性の便座であり、暖房もありません。臀部(でんぶ)に伝わるひんやり感がせっかくピントーを見つけた喜びを減殺(げんさい)してしまいました。

家具店であり、サニタリー設備も販売している店です。足元のトイレにこそ気を配ってほしい。

でも、我が身を振り返ったとき、仕事において私も同じことをしているのではないか。

そんな後ろめたさを感じつつ、人肌に温まった便座と藤吉郎の懐中の草履に思いを重ねるのでした。

次なる見知らぬ客に思いを馳せて。

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