(タリーズコーヒーのHPから)

限定商品の抹茶クリームあんみつ(570円 税込)を食べました。思いのほか美味しい。

あんみつの美味しさとは何か。

それは温度差と複数の甘味、そしてとろける系とぷりぷり系のそれぞれの食感のハーモニーといってよいでしょう。いうなれば差異による演出の妙ともいえます。

マイナス10度以下のキンキンに冷えた抹茶アイスクリーム。歯茎が刺激され、不快感を覚える一歩手前で歯髄(しずい)を和らがせる寒天の存在。

プールで冷えた身体を温める温浴のような効果です。冷たいアイスクリームと冷えていない寒天の温度差に意味があります。

したがって、寒天は過度に冷やしてはいけない。

加えて、寒天にはもう一つ役割があります。

抹茶アイスクリームや小豆粒あん、生クリーム、さらに黒蜜といった甘味のオンパレードに一服の涼を求めるがごとく無味の寒天が存在意義を発揮するのです。

甘味の波状攻撃の緩衝材としての寒天。その使命は大きい。

無味の寒天だけでは決して美味しくない。にもかかわらず、抹茶アイスクリームや黒蜜等々を絡めることによって寒天が輝き出すのです。

さらにもう一つ寒天は大きな役割を担っています。それは食感です。

あんみつを構成する寒天以外の素材はクリーム系です。歯応えは無きに等しい。

しかも、あんみつを半分程度食べ進めると液状化が進行し、ほとんどソース状態です。その中で自己主張を訴え出すのが寒天です。

透明で無味の控え目な寒天が液状化した、そのときになってはじめて寒天の魅力が躍り出てくるといっても過言ではありません。

抹茶アイスクリームや生クリーム、小豆粒あん、黒蜜が渾然一体となった液状化したあんみつ。むしろあんみつの本懐はこのときにあるのではないかと私は確信します。

あんみつの本来の主役である赤えんどう豆(小豆かなと思うとそうではない、ちょっと苦味のある、あの黒茶色の豆)の魅力については、別の機会に論じたいと思います。

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