- 2017.05.24 Wednesday
スマホに思う
(けさも早起きして作りました)
日々使っているのに、いやもう日常生活と一体不可分となっているのに、スマホの地位は低いような気がします。もっと品位ある扱いを受けるべきと思っています。
あらゆることができるといっても過言ではないスマホ。にもかかわらず相応しい地位が与えられていない。
例えば、読書。
書物の本を読む姿は称賛されることはあっても、ふつうは非難されるものではありません。
でも、スマホで読書をすると同じ書物を読んでいるのに、本を読んでいる時のような静謐で知的なオーラが出ません。
読書だったら、親に「ほう、珍しいな。何を読んでいるんだ」と問われるのに、スマホは「スマホばっかりいじくって。勉強でもしなさい」といわれてしまいます。
なぜなのでしょう。
次に、写真。
スマホのカメラの品質はものすごく向上しました。コンパクト・デジタルカメラが売れない最大の理由になっています。
にもかかわらず、例えば、戦場カメラマンが銃撃現場をスマホで撮ったら、不謹慎のそしりを免れないかもしれません。
戦火を逃れ、川を渡る親子を一眼レフで撮ることはピュリッツァー賞の可能性があります。が、同じ構図を撮ったとしてもスマホで撮影するとどうでしょう。
雰囲気がまるで軽い。川で親子の水遊びの様子を撮るには最適なスマホ。
人差し指でシャッターを押すのがよくないのでしょうか。その軽さがダメなのでしょうか。気安さがよくないのでしょうか。
やはり、戦場カメラマンのスタイルとしては、タケノコのような望遠レンズを構えて匍匐(ほふく)しながら撮影することが求められているのかもしれません。
さらに、文章作成。
「星々のつぶやき」もその多くがスマホで入力して記事を投稿しています。
パソコンで作成すると知的作業をしている感じがあるのに、スマホで指で入力するとなんだか劣化したイメージを与えます。
なぜなのでしょう。わかりません。
かくもスマホは軽い。スマホは所詮いじってなんぼのものなのでしょうか。
というわけで、いつの日か世の親御さんに子どもたちが「早くスマホでもいじってなさい」といわれる時代が到来することを切に願っています。
- 思うこと
- 21:55
- comments(1)
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- by だいこんくん
スマホいじってる娘に、そろそろ受験生なんだから勉強しなさいよと言うと、学習アプリで勉強してるんだとのこと。
なるほどね…