(ヒルガオの淡いピンクが好きです)

当地は8月7日が七夕。街はさぞ賑わっているのでしょうね。何ほどのこともないのに祭りは人を惹きつけます。

きょうは「積ん読」ままだった本を読んでいます。まもなく3冊目を読了します。

篠田桃紅著『百歳の力』(2014年、集英社新書)。ページに付箋をたくさん貼ってしまいました。

やはり人生というのは難しいから、どこかで折り合いをつけてやっている。太宰治は、「生きているのだからね、インチキをやっているに違いないのさ」と『斜陽』に書いていますね。(30-31頁)

若いときは、私にも悩みが押し寄せることがずいぶんあったけど、このごろは、自分が悩む人間のように思うこと自体、思い上がりじゃないかと思いますね。みんな苦しんでるんじゃないかしら。誰だってその人はその人なりに。(36頁)

年甲斐もなくという言葉があるけど、やっぱり、この年にならないとできなかったんだという、年甲斐のあるものができれば、たいしたことですよね。(176頁)


というわけで、きょうから一泊二日の人間ドック。読了した本は『百歳の力』のほか、高良倉吉著『琉球王国』。まもなく読み終えるのが富山和子著『水の旅 日本再発見』。

そして、これから読むのが佐藤勝彦著『ますます眠れなくなる宇宙のはなし 「地球外生命」は存在するのか』です。

静まり返った人間ドック病棟。職員の方は誰もいません。

夜は長い。明日は大腸内視鏡検査です。内視鏡そのものよりもあの2リットルの下剤が苦手です。毎度頭痛がします。

みんな苦しんでいるのでしょうね。私だけなんて思うのは思い上がりです。

そういえば、前回のドックでは宮部みゆきの『模倣犯』を読んで、怖くなり風呂に入れなくなりました。人気(ひとけ)のない広い浴室。地球外生命がいたら嫌なので、明朝シャワーを浴びることにします。

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