(「なぜか埼玉」を聴きながら秩父へ)

ある方が指摘していました。私もそのような気がしてきました。

もしかしたら「忖度(そんたく)」の意味がわからないまま答弁してしまったのではないか。

もしもシリーズ。初の福島出身の首相とスタッフが詰める首相官邸。

執務室でスマホで「そんたく」を検索する総理大臣。


(カフェ「Maple Base」)

「え〜と、そんたく、そんたく、と。えっ!?こんな字を書くの。てっきり『損託』かと思ったよ。なになに意味は『他人の気持ちをおしはかること』だって!?おい、秘書官、官房長官を呼んで」

官房長官がやってきました。

「総理、どうされました」

「あのさ、さっきさ、『そんたく』なんてないって答弁したげどさ、おれ、意味を勘違いしてたよ」

「なんと誤解されていたんですか」


(秩父のカエデから取れたメープルシロップでいただきます)

「いやね、てっきり、損をさせる請託かなって。いま意味を調べて初めてわかったよ。他人の気持ちをおしはかるって意味なんだってね。官僚が政治家に忖度すんのは当たり前だっぺよ。あちゃー」

「んだがら。総理の答弁を聞いていておがしいなぁって思ったんすよ。んですよね」

「官房長官、どうすっぺね。意味がわからなかったと国会で釈明した方がいいがな」

「いや、無理でしょ。同郷ってことで当時の局長をアレするしかないんじゃないっすか」


(まるでケベックのカフェにいるかのよう)

「アレすんのがぁ。悪いなぁ」

「アレにいっさいがっさい被ってもらいましょ。トカゲもいざとなったら我が身を切りますからね。総理、腹を決めましょう」

というわけで、単なる意味の取り違えから、いまや政局にまでなろうとしている、みぞうゆう(未曾有)の事態なのでした。


※この物語はフィクションです。

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