(久しぶりのコーヒー&タルト コネッション。ロダンから車で2分)

30数年来通う理髪店「ロダン」。ヘアーショップ・ロダンと称することも、またヘアーサロン・ロダン、あるいはヘアークリエイティブ・ロダンとも言う。

いずれにしろ高校生のときから「ロダン」に通っています。

30数年にわたって整髪してくれていたマスターが昨年夏に亡くなりました。

私は頭とともに心もお世話になっていました。愉快なこと、ときに苦しいことなど、いつも私の話に耳を傾けてくれていました。

店に来るたびに、もうマスターはいないのだ、と言い聞かせています。

東京で修業していたご子息が店を継ぐことになりました。昨夏以来マスターの奥様に髪を切ってもらっていた私。きょう初めて店長であるご子息が私の髪を切ります。

「◯◯◯さんの後頭部は左側が出ていて、右側がぺたんってなってるでしょ。触ってみて」と奥様。

「失礼します。おっ、ほんとだ。こりゃ難しいね」

奥様と店長が私の後頭部を交互に撫でます。

「でね、後頭部の真ん中辺りが出っ張ってるから、ここを気をつけないとだめ」


(コネッションの入口)

「そうなんです。変に出っ張ってるでしょ。うちの二男も後頭部の真ん中が私以上に出っ張っていて、心配になって、何か入ってるんじゃないかと思って、MRIかけたんですよ」と私が割り込みます。

二男も私も後頭部が溶岩ドームのように隆起しています。

「で、どうだったんですか」

「何でもなかったんです」

「よかったですね〜。でね、店長、この耳元ね、生え際が耳のすぐそばまで来ているので、ここを切ってあげると、日にちが経っても耳に髪がかからないようになるのよ」

お母様は指導に余念がありません。お母様監修の下、火星の衛星「フォボス」のようにいびつな私の頭を見事に整えていく店長。

そして、ついに店長によって私の髪が仕上がりました。いい感じです。

というわけで、変な頭を自分でも撫でてみました。これは相当におかしな頭蓋骨だと思いつつ、午後のまったりとした時間をカフェで過ごしました。

Comment





   

Calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

Archive

Recommend

Mobile

qrcode

Selected Entry

Comment

Profile

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM