- 2018.04.28 Saturday
いびつな頭
(久しぶりのコーヒー&タルト コネッション。ロダンから車で2分)
30数年来通う理髪店「ロダン」。ヘアーショップ・ロダンと称することも、またヘアーサロン・ロダン、あるいはヘアークリエイティブ・ロダンとも言う。
いずれにしろ高校生のときから「ロダン」に通っています。
30数年にわたって整髪してくれていたマスターが昨年夏に亡くなりました。
私は頭とともに心もお世話になっていました。愉快なこと、ときに苦しいことなど、いつも私の話に耳を傾けてくれていました。
店に来るたびに、もうマスターはいないのだ、と言い聞かせています。
東京で修業していたご子息が店を継ぐことになりました。昨夏以来マスターの奥様に髪を切ってもらっていた私。きょう初めて店長であるご子息が私の髪を切ります。
「◯◯◯さんの後頭部は左側が出ていて、右側がぺたんってなってるでしょ。触ってみて」と奥様。
「失礼します。おっ、ほんとだ。こりゃ難しいね」
奥様と店長が私の後頭部を交互に撫でます。
「でね、後頭部の真ん中辺りが出っ張ってるから、ここを気をつけないとだめ」
(コネッションの入口)
「そうなんです。変に出っ張ってるでしょ。うちの二男も後頭部の真ん中が私以上に出っ張っていて、心配になって、何か入ってるんじゃないかと思って、MRIかけたんですよ」と私が割り込みます。
二男も私も後頭部が溶岩ドームのように隆起しています。
「で、どうだったんですか」
「何でもなかったんです」
「よかったですね〜。でね、店長、この耳元ね、生え際が耳のすぐそばまで来ているので、ここを切ってあげると、日にちが経っても耳に髪がかからないようになるのよ」
お母様は指導に余念がありません。お母様監修の下、火星の衛星「フォボス」のようにいびつな私の頭を見事に整えていく店長。
そして、ついに店長によって私の髪が仕上がりました。いい感じです。
というわけで、変な頭を自分でも撫でてみました。これは相当におかしな頭蓋骨だと思いつつ、午後のまったりとした時間をカフェで過ごしました。
- 体験
- 17:10
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- by だいこんくん