(春が待ち遠しい)

父親に似て髭が濃い私。歳を重ねるごとに太く、しつこくなってきています。なじみの理髪店のマスター曰く、ホルモンのせいだ、と。

子どものころ、この「ホルモン」という言葉に私はエッチなイメージを持っていました。以前「ホルモンの“のれん”」でも触れています。

「ホルモン」の正体について親や先生などに尋ねてはいけない。そう心にカギをかけていたように思います。

ですから、「ホルモン焼き」とは、大人の食べ物、いわば“アダルトフーズ”で、店内でなにか怪しいことをしている、と勝手に想像力をたくましくしていました。

話を髭剃りに戻します。

私は替え刃式カミソリを愛用しています。電動のシェーバーは肌荒れを起こしてしまうので使いません。

デリカシーがないのに皮膚は意外にもデリケートです。

替え刃式カミソリは複数の有名メーカーで製造しています。

私はSchick(シック)が好きです。同じ米国社のGillette(ジレット)も悪くはない。でも、日本製の貝印はほとんど買ったことがありません。

敏感肌の私は新製品が出るとすぐに買い換えます。やはり剃り味が違うんです。いいものは髭が吸い込まれるように剃られていきます。

刀身を川に垂直に立て、上流から流れてくる藁をすーっと切ったという名刀正宗の逸話を想起させます。

さて、シックにしても、ジレットにしても強い憤りを感じていることがあります。こぶしを机に叩きたいくらいの憤怒(ふんぬ)です。

それは、替え刃とフォルダー(柄)の互換性がめちゃくちゃなのです。同一メーカーでさえ合いません。


(シックのウェブサイトの互換表)

しかも、替え刃の開発の進化が早く、次々と新製品が投入されます。同じ刃数でも違うものもあるのです。

たとえば、「ハイドロ3替刃」と「プロテクター3D替刃」は同じ3枚刃なのにフォルダーが合いません。

ハイドロシリーズのもっとも刃数の少ない「ハイドロ3替刃」と「プロテクタースリー替刃」は合うのに、プロテクタースリーシリーズの進化版である「クアトロ4チタニウムレボリューション替刃」になると互換性がありません。

というわけで、風呂の小物置場には、シックのフォルダー(柄)が卒塔婆のように死屍累々としています。悲哀のオーラが漂っています。

替え刃とフォルダー(柄)の接合部分を共通化するってそんなに難しいことなのでしょうか。

Comment
激しく同感。
変えてあるのはメーカーの戦略で御座る。
  • 海埜
  • 2018/05/08 20:02
激しく同感。
合わないのは、メーカーの経営戦略。新製品は、オール取っ替え。
ひげ剃りは、進化が早いので気づきますが、他の製品(電化製品、パソコン←コイツラはひどい。)も結構やってくれてますよ。
  • 海埜
  • 2018/05/08 20:06





   

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