先日、東京で京浜東北線に乗っていたときのことです。田町駅から東京駅での出来事でした。

 私は椅子に座っていたのですけど、目の前に60代のご婦人グループが乗ってきました。そのうちの一人のご婦人の袖の先から1本の糸がほつれて垂れ下がっていました。10センチ以上はあったでしょうか。

 そのときです。私の隣に座っていた40代前半と思われる女性が「あの〜袖の糸がほつれていますよ」とご婦人に知らせ、間髪を入れず、「切りましょうか」とポケットはさみを取り出し、ものの見事に切り取ってあげたのです。

 ほつれた糸には私も気がついてはいましたが、注意する勇気はありませんでした。その女性は注意を喚起した上で、解決策まで提示し、相手の了解を得た上で、切り取って差し上げて、ものの見事に解決してしまったのです。

 ご婦人はうれしそうでした。
 
 その間、30秒以内の出来事だったと思います。とてもすがすがしく、素晴らしい女性だなと感銘を受けました。その方のこれまでの生き様が凝結した一瞬だったと思います。

 注意するだけですと、そのご婦人は慌ててその糸を無理に引っ張って切ろうとするかもしれません。私も経験があります。
 そういったことをさせないために、すぐにはさみを取り出したのでしょう。その行動に私は目を見張りました。

 とても気持ちのいい出来事で、自分自身の行動を省みる機会となりました。 


(写真は冬に飛来して来たときの様子)

今朝出勤途上、助手席に乗っていた長男が川に白鳥がいると叫びました。

見ると北回帰できなかった白鳥が一羽川面を泳いでいました。まったく気がつきませんでした。独り寂しそうです。どうしたのでしょう。怪我をしているのでしょうか。

つい以前読んだ吉村昭『漂流』を思い出してしまいました。江戸時代の話で船が難破し、絶海の孤島に漂着した船乗りの生き残りの様を描いたものです。

これから暑い暑い夏になります。

仲間や家族といっしょに北回帰できなかった一羽の白鳥さん、どうかがんばって越冬ならぬ越夏してほしいと願うだいこんくんなのでした。


日々、学びと反省の連続です。

職場のお手洗いでトイレットペーパーを入れ替えたときにロールの向きが反対になっていました。

切れ端の数センチ部分の向きがどちらなのかは、剥離すればわかるのですけど、えいやといつも気合でやってしまいます。しばしば裏切られます。
そのたびに面倒くさがらずにきちんと剥がしたいと反省しています。

今朝、ボスから視野を広く持てと言われました。注意されている内容は至極もっともで、またまた反省。自分って視野狭窄だなとつくづく思いました。

視野狭窄と言えば、「こうだ!」と思うと後先を考えずに走ることも私の悪い部分です。

反省しきりの毎日です。

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