- 2014.06.28 Saturday
「きよしこの、夜」派ですか
(注文しちゃいました)
重松清『きよしこ』(新潮文庫)から
――星の光る夜、きよしこは我が家にやってくる。すくい飲みをする子は、「みはは」という笑い声で胸をいっぱいにして、もう眠ってしまった。糸が安いから――
(中略)
これは、昔むかし、ある町に住んでいた少年が勘違いして覚えた『きよしこの夜』の歌詞だ。
「きよし、この夜」を「きよしこ、の夜」と間違えていた。「救いの御子」が「すくい飲み子」になり、「御母の胸に」は「『みはは』の胸に」になった。「眠り給う」は「眠りた、もう」、「いと易く」は「糸、安く」……。
私も「きよしこの、夜」だとずっと思っていました。いったい「きよしこ」ってなんだろう。女の子の名前にしては変だなぁと思っていました。
『きよしこ』の著者、重松清氏は子どものころ吃音で相当苦労したという。私も難聴のため発語が円滑ではなく悩みました。
聴覚や言語に障害があると言葉の勘違いをしやすいのかもしれません。
いまも言語化することが苦手な私。
歌詞と言えば、「君が代」の一節の「さざれ石の巌となりて」は難しいですよね。
まず息継ぎの場所からして間違い。
「さ〜ざ〜れ〜。い〜し〜の〜岩音鳴りて〜」だと思っていました。
「さざれ〜っ!」ってなにか命じているのかと勘違い。
ちなみに、細石(さざれいし)とは「長い年月をかけて小石の欠片の隙間を炭酸カルシウム(CaCO3)や水酸化鉄が埋めることによって、1つの大きな岩の塊に変化したものも指す」もので実際に存在するそうです。(出典:Wikipedia)
ところで、話は540度変わりますが、外交安保の世界は「やられたらやり返す」「やれるもんならやってみな」って世界なんでしょうかね。
わかりやすいけど、人間の進歩が感じられないですね。古代ローマ時代よりも劣化してる気がします。
(ダチョウ枕)
ユリウス・カエサルのような総合力による外交安保戦略を築くことは現代では無理なのだろうかと思いをめぐらせながら、明日到着予定の「ダチョウ枕」を楽しみにしているだいこんくんなのでした。
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- by だいこんくん