(夕暮れの首相官邸。本文とは関係ありません)

最近、「小確幸」という言葉を知りました。和菓子の名称かと思いきや、さにあらず。「小さいけれど確かな幸福」という意味で、村上春樹さんの造語であると親友がブログで紹介していました。iPhoneで一発変換することにびっくり。

同氏の作品は欧米で広く知られています。近年、東アジアでも人気を集めていて、「小確幸」という言葉は台湾で流行語になっているそうです。

さて、私の「小確幸」です。

それは、旅先のホテルでハーゲンダッツのミニカップアイスクリームを食べながら単行本の「ゴルゴ13」を読むことです。

まず、アイスクリームについて述べます。

ふだんは、セブンプレミアムの6本入りの「チョコレートバー」(198円税抜。以後、表示価格は税抜)、あるいは8本入りの「4種の濃厚果実バー」(230円)を買います。

セブンプレミアムは抜群のコストパフォーマンスを誇ります。「チョコレートバー」は1ml当たり0.7円、「4種の濃厚果実バー」は1ml当たり0.8円。

それに引き換え、ハーゲンダッツミニカップは、たった1個で257円。1ml当たり2.3円。チョコレートバーの3倍以上です。鰻や非回転性の寿司と同様に私にとって「ハレ」の高級品です。

ハーゲンダッツミニカップは「ストロベリー」が好きです。「グリーンティー」も同じくらい好きで、しばしば葛藤します。また、期間限定に弱い私は今夏限定の「ショコラミント」や「珈琲バニラ」にも抗しがたい誘惑に駆られます。

一方、セブンプレミアムの白くまシリーズも侮れない魅力があります。「白くま練乳」(276円)、「白くまいちご」(278円)、そして最近発売された「白くまマンゴー」(318円)には、心揺さぶられます。


(白くまマンゴー)

セブンプレミアムの「アップルマンゴー」が少し前に製造停止になっただけにマンゴーのアイスクリームでの復活はことのほか嬉しく思っています。

逡巡と葛藤と誘惑の狭間(はざま)に揺れながらも、やっぱり私はハーゲンダッツです。

ハーゲンダッツの原料となる牛乳は北海道のJA浜中町のものしか使われていません。ハーゲンダッツ本社が日本中探し歩いて唯一認めたのが同農協の牛乳。こういうこだわりがたまりません。

『ルパン三世』の原作者モンキー・パンチの出身地、北海道浜中町を一度訪れてみたいと願っています。

次にゴルゴ13です。

コンビニで売られている単行本には3種類。リイド社『ゴルゴ13』、小学館『別冊ビッグコミック 特集ゴルゴ13シリーズ』(いわゆる別冊ゴルゴ)、小学館『My First BIG ゴルゴ13』です。

私はほとんどの場合、廉価な別冊ゴルゴです。

どんな困難が立ちはだかろうと依頼人の期待を絶対に裏切らず、完璧に仕事をこなす。そのゴルゴ13の姿勢に心惹かれます。

やり遂げたあとも、あくまでも「仕事だ」と恬淡(てんたん)としているところがしびれます。

というわけで、だいこんくんの「小確幸」はハーゲンダッツのミニカップ「ストロベリー」を食べながら、ゴルゴ13に感情移入するという、締めて717円也の幸せなのでした。


(家庭料理 うさぎ)

こうも暑いと湖水で涼みたくなります。国内では福島・裏磐梯の湖沼群、海外ではカナダ・ケベックのローレンシャン高原、イギリス・イングランドの湖水地方がいいですね。

「どこでもドア」を使って行けないものでしょうか。ちなみに、どこでもドアは英語でanywhere door。本当です。

さて、湖水地方を舞台にした『ピーターラビットのお話』の作者ヘレン・ビアトリクス・ポターは同地方の環境保全に尽力した人としても知られています。

(首を締められて苦しそうに見えるピーターラビット)
※「ピーターラビット」を「ピーターうさぎ」と訳す場合もある。

彼女は美しい自然を守るため、著作権使用料などの自身の財産で湖水地方の多くの小屋、15の農場、4000エーカーの土地を買い、ボランティア団体である「ナショナル・トラスト」に託しました。

団体の正式名称は、「歴史的名所や自然的景勝地のためのナショナル・トラスト」(National Trust for Places of Historic Interest or Natural Beauty)と言います。

このような由来からイギリスにおいてピーターラビットはボランティアを象徴するマスコットになっています。

うさぎと言えば、先日「家庭料理うさぎ」で美味しい料理とお酒を味わいました。隠れ家のようなお店です。教えたくないので軽く触れる程度にします。

太刀魚(たちうお)の塩焼きやズッキーニの肉巻き焼き、湯がいたアスパラガスが絶品でした。

独自ルートで仕入れる太刀魚は既成概念を覆す肉厚なものでアロワナもびっくりです。山梨産のズッキーニはくせがなく豚肉との相性が抜群。筆太の会津坂下産のアスパラガスは絶妙な茹で加減でした。女将さんの真心が伝わってきます。


(淡水域に住む熱帯魚アロワナ)

カウンターで隣合せとなった二人のご婦人と私はあいさつを交わしました。

お二人は福島を応援するため、近々相馬野馬追を見に行くというのです。

うち、お一人のご婦人は親戚がいた関係で私の生まれ故郷の町をたびたび訪れていたそうです。世間の狭さを感じました。


(©ぴーたーらでぃっしゅ)

というわけで、私もビアトリクス・ポター女史にならって、『ぴーたーらでぃっしゅのお話』を創作し、著作権使用料で悠々自適の生活を送りたいものだと思っています。


(ミッドタウンのゴジラ。本文とはまったく関係ありません)

スマホを中学生の子どもに持たせるべきか、友人から相談を受けました。娘を持つ親としては心配なのでしょう。

娘さんはLINEをやりたいのだそうです。周りの友達と話題についていけないと訴えているのだという。

クラスでどのくらい所持しているのか、中学1年の娘さんに直接聞いてみました。

「スマホは4分の1くらいで、ガラケーも含めればほとんどです。私もガラケーは持ってます」

ほ〜!都会は違う、と私は思いました。そして、一瞬思案したのちに私は娘さんに「トレードオフ(trade-off)」の考えを説明しました。

トレードオフとは、一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係のことである。トレードオフのある状況では具体的な選択肢の長所と短所をすべて考慮したうえで決定を行うことが求められる。(出典:Wikipedia)

優秀な娘さんは私の言わんとするところをたちどころに理解しました。

スマホを所持することによって得られるであろう便益と犠牲になるであろう損益の具体例を私はいくつか提示し、「あとは君自身が判断するんだよ」と言いました。

警視庁の生活安全課に勤める友人はスマホの害もよく知っているのでしょう。一方で、その便利さから本人自身、スマホを手放せないと言っていました。

親が言うと説教になるので、友人は私に委ねたのに違いありません。阿吽の呼吸で気持ちのよい対話ができました。

ところで、中学3年の私の息子はネットに接続されたテレビでYouTubeをよく見ています。

先日、ふと画面を見ると、大東亜戦争となんとかというモノクロの映像が流れていました。極東軍事裁判の模様のようです。

「お父さん、この人、西城秀樹って言うんだっけ?」

「惜しいけど、ちょっと違うなぁ。東条英機だよ。東条英機の頭を叩いているのは大川周明って言うんだよ」

「ふ〜ん、そうなんだ」

ともかく中学生との対話は面白い、と思っただいこんくんなのでした。


(職場近くの公園)

7年前の7月末の昼下がり。

これまで諸事情で手を付けてこなかった長期滞納のお宅を担当職員とともに訪問しました。前任者からの引継では、かなり大変な方だと聞いていました。

困難だからこそ会って話をしよう。私はそう思いました。

重厚な家の造り。監視カメラと二重扉の玄関。高級国産車がでんと構えています。見るからに任侠映画(ここだけの話ですが任侠映画が好きです)に出てくる世界です。

緊張のせいか急に下腹部が痛み出しました。担当の若い職員も心なしか顔が青ざめています。意を決し呼鈴を鳴らしました。

玄関から数メートル手前の分厚いガラスドアが横に開き、さらに玄関のドアが開けられると奥さんに迎えられました。どこからか、キィーッと熱帯の獣のような甲高い鳴声が聞こえてきます。

部屋に通されると、ご主人の背後に武将の甲冑が数体並んでこちらを睨んでいます。瞳がないのが余計に怖い。否応なしに動悸が高鳴ります。

生命保険の営業マン時代、とにかくほめるということを習いましたので、私は部屋の中を素早く見渡しました。甲冑のほかにも高級な品物が飾られていました。

奥さんがお茶を入れてくれました。きのこのいい香りがします。ほめるのはお茶だと思いました。

「これ、とても美味しいですね。シイタケ茶ですか」
「マツタケ茶だよっ」
「しっ、失礼しましたぁっ」

極度の緊張のせいか、犬並みの嗅覚を自負する私がシイタケとマツタケの違いがわからなくなっていました。

ちなみに、マン・ネンの松茸茶にはシイタケも含まれています。

ご主人によると、これまで担当者がお宅を訪問したことはなく、電話と督促状だけの対応だったそうです。先方の事情をじっくりとお聞きし、これまでの対応で不備があった点についてはお詫びしました。

ときおり、キィーッと獣の鳴声が響きます。

不思議といろいろと話が弾みました。緊張がほぐれたころ、滞納分を支払うとご主人から切り出し、約束してくれました。

やはり、渉外の基本は先入観を抱かず、直接会って話すことなのだと思いました。でも、私を睥睨(へいげい)するかのような甲冑の異様な殺気に圧倒され、くじけそうになりました。

防犯用に自宅に立派な甲冑を飾りたいと私も一瞬思いましたが、「ちびまる子ちゃん」の永沢家に贈られた甲冑と同じ運命になると思い、諦めました。夜、自分がうなされそうですし...。


(いわき駅ビル内のVege Cafe。スムージーが美味しい)

(「金平糖石けん編」からのつづき)

小学校高学年は多感な時代です。私はテレビや本から大きな影響を受けました。

テレビでは、矢追純一の「UFOスペシャル」、新倉イワオの「あなたの知らない世界」、一方、本では、五島勉の『カルマの法則』、江戸川乱歩の『怪人二十面相』などに感化されました。

当時、私は火力発電所の社宅に住んでいました。

社宅の前に畑作を営むHさんという農家のご主人がいました。Hさんは博学な方で様々な本を私に勧めました。

その中でひときわインパクトがあったのが、五島勉の『カルマの法則』です。生々しい臨死体験談を交えながら輪廻転生があるとする主張に私は魅入られました。

その後、レイモンド・A.,Jr. ムーディ著『かいまみた死後の世界』やエリザベスキューブラー・ロス著『死ぬ瞬間』を読むきっかけとなりました。社会人になってから読んだ、立花隆著『脳死』や『臨死体験』も興味深い作品です。

しかしながら、その後の五島勉氏のノストラダムス預言シリーズには後年失望させられました。

私は1999年にこの世が終わるものだと信じ、両親にも真剣に警告しました。ただ、父は1990年に、母は1994年に亡くなったのでいずれにしても関係のないことでした。

「お母さん、聞いてよ。1999年の7月にきょうふの大王がふってくるんだって。地球がめつぼうするんだよ!」

真剣なまなざしで訴える私の話をまじめに聞いてくれた両親に感謝しています。どんな思いで息子の話を聞いていたのでしょう。

さて、江戸川乱歩の『怪人二十面相』シリーズは全巻をあっという間に読破しました。面白くて食事しながらも読んでいたため母親に叱られました。

古びた洋館やマントルピース、真鍮の甲冑(かっちゅう)など、物語に登場する一つひとつが非日常を感じさせ、私は怪しげで幽遠な世界に引き込まれました。

甲冑といえば、漫画「ちびまる子ちゃん」のキャラの一人、永沢君(イチジク顔の子)の家の新築祝いに花輪君から贈られたものが西洋の甲冑でした。

狭い和風の玄関にロボコップのように立つ甲冑は、じつに滑稽で永沢君とお母さんの困惑する表情が秀逸でした。

というわけで、多感な時代を卒業し中学生になった私は「あなたの知らない世界」から「みんなの知ってる滑稽(こっけい)の世界」に嗜好(しこう)が変化し、マンガクラブに入るなどして、脱皮したのでした。
(「多感だった時代」完)


(職場近くの風景)

小学校高学年は多感な時代です。私はテレビや本から大きな影響を受けました。

テレビでは、矢追純一の「UFOスペシャル」、新倉イワオの「あなたの知らない世界」、一方、本では、五島勉の『カルマの法則』、江戸川乱歩の『怪人二十面相』などに感化されました。

当時、私は火力発電所の社宅に住んでいました。

UFOスペシャルを見終わった夜、アパートから数十メートル離れた共同浴場に行くのが嫌でした。そういう日に限って夜勤で父が家にいないのです。

UFOに見つかるのではないか、強い光に照射されて吸い上げられるのではないか。私は本気で恐怖におののきました。

顔面に洗面器をしっかりと当てて、9号棟の4階の部屋から急ぎ足で風呂場に向かいました。

途中で地面に石けんを落とし、砂利で金平糖のようになった石けんを手探りで拾い上げたと思いきや、シャンプーまで滑り落ち、髪の毛が逆立ちました。

一瞬でも留まったら見つかる。耳の奥であの怖い音楽が鳴り響いていました。

帰路は、9号棟方面の人がいないか脱衣場で探し、コバンザメのようについて帰りました。

「あなたの知らない世界」は、夏休みは怪奇特集が連日のように放送。私は怪奇世界に魅了され画面に釘付けでした。

まず、「あなたの知らない世界」の題字が怖い。背筋が寒くなるようなBGM。そして、新盆の家に飾る回転ぼんぼりと同じ色彩の照明。

加えて、新倉イワオさんの「イワオ」にもなんとも言えない怖さを感じました。

「笑点」の発足当初から企画制作に携わり、2012年5月に亡くなるまで「笑点」スタッフだったとは思えない、霊界キャラ全開のイワオさんでした。

番組の再現ドラマで霊が憑依してトランス状態になった女性に目を奪われました。これはすごい。私は感情移入し、自分も息苦しくなっていました。

状況は違いますが、同じころ『ツタンカーメンの呪い』という本を読んだ日の夜も息苦しくなったのを思い出します。一人で寝ているのが耐え切れず、親の布団に潜り込んだものです。

後年、大学に入学したころ、学生寮の部屋コンパ(12人部屋)がありました。新入生を迎える、いわば通過儀礼のようなものです。

上級生を笑わせなければならない「一芸コーナー」で、寮の東側の窓を背に私は、憑依したトランス状態を迫真の演技で演じました。先輩方から好評だったことはいうまでもありません。

人生に無駄はない。私はそう思いました。
(「脱皮編」へつづく)



(「かんてんぱぱ」のブランドで知られる伊奈食品工業会長の名著)

塚越寛著『新訂 いい会社をつくりましょう』(2012年、サンクチュアリ出版)を読みました。

日経ビジネスオンライン(2014.7.7)の記事「長野にいる豊田章男社長の『先生』
伊那食品会長、塚越寛氏の経営論
」に触発されて塚越氏の古典的な著作を注文。本日読了。

世界のトヨタの豊田社長が師事する塚越氏とはどのような人なのか。

「『いい会社』とは、単に経営上の数字が良いというだけでなく、会社をとりまく総ての人々が、日常会話の中で『いい会社だね』と言ってくださるような会社のことです」

多くは平易で当たり前のことが書かれています。塚越氏のすごいところは、己の信念に基づいて、その当たり前のことを実践し抜いてきたところにあると言ってよいでしょう。

2009年に出版された塚越寛氏の著作『リストラなしの「年輪経営」』のAmazonのカスタマーレビューにある社長さんのコメントがありました。

私は社員数60人の会社を営む40代の者です。塚越氏の初の著書『いい会社をつくりましょう』を何十回も読み、自身の経営に活用してきました。本は、汗と付箋とマーカーでブヨブヨになっています。(後略)

塚越氏の経営哲学をすがるような思いで学ぶ社長さんの姿に私は心が震えました。

ところで、寒天には苦い思い出があります。小学校4年生のころのことです。

鍋に寒天と水を入れて加熱。さらにイースト菌と砂糖を混ぜました。煮沸消毒したガラス瓶に溶けた寒天を3センチ程度注ぎ込みました。

粗熱が取れたころで台所の三角コーナーにいたショウジョウバエを数匹捕まえて瓶に入れて蓋をしました。

数週間するとショウジョウバエが増えていました。それから、どんどん増殖していきました。

私は怖くなり、いつしかその瓶を見ないようになりました。そのあとどうなったのか記憶がありません。

いま思えば、ショウジョウバエのためにガラス瓶を煮沸消毒までしてやる必要があったのか、律儀だった少年時代のだいこんくんを懐かしく思います。


(修羅場をくぐらないと身につかないですね)


「見えるものの中からとくに目立つもの』を指摘するのは、素人にもできる。しかし、『あって然るべきものがない』と指摘するには、対象に関する深い知識が必要である。だから、プロにしかできない」(野口悠紀雄『「超」文章法』)

野口先生はそうおっしゃいますけれど、「目立つもの」を指摘するのも素人にはできないことがあります。ときに勇気が必要です。

先日、ある方のブログを読んでいてすごいなぁと思いました。

駅の階段でカーディガンを裏返したまま着ている女性に気づき、丁寧に指摘してあげたというのです。

もしかしたら変な反応をされるかもしれない。でも、あえて相手を思って指摘する勇気。そこが大事だと思うのです。

以前、コンサルタントの仕事をしていたとき、同僚のMさんから似たような話を聞きました。逆の立場ですが...。

Mさんが街を歩いていたとき、ご婦人から「ズボンからハンカチが出ていますよ」と言われたそうです。よく見ると、ハンカチなどではなく、いわゆる「社会の窓」から中に着ていたワイシャツの端が出ていたのだそうです。

ご婦人はどう指摘していいか迷ったのでしょう。考え抜いたあげく「ハンカチが出ている」と言ったのだと思います。

それにしても、ズボン前部のファスナーをなぜ「社会の窓」というのでしょうか。NHKラジオが放送した番組「社会の窓」が由来なのだそうです。

社会の内情を暴きだすという内容の番組で、このことから、大事なものが隠された場所という解釈になったというのです。

私にもちょっとした体験があります。20年前、いまの職場で働くようになったときのこと。

係長がクリーニングのタグを付けたまま背広を着ていました。係員はみな気づいていました。

係内で「だれが言う?」「いつ言う?」「え〜?おれがぁ...」などと真剣に議論。結局、指摘するタイミングを逸してしまいそのままにしてしまいました。

その係長は悪い人ではなかったのですが、お顔が山形県湯殿山の即身仏(ミイラ仏)に似ていました。ちょっと怖かった印象が残っています。

いまも心が痛む初めての上司の思い出です。


(全国納豆鑑評会受賞の納豆)


台風8号の名前「ノグリー」はハングル語で「たぬき」を意味するそうです。語感が似ていますね。

さて、私は納豆が大好きです。学生時代にB4判1枚に「納豆讃歌」という長編詩を書き上げました。詩の原文は残念ながらほかの作品とともに散逸してしまいました。

当ブログでも「1年物の超熟納豆を味わう」及び「納豆王国 ふくしま」など、納豆の魅力についてたびたび言及してきました。

本日7月10日は言わずと知れた「納豆の日」。

ちなみに、英語圏の人に納豆というと、北大西洋条約機構(NATO、加盟28か国、本部ブリュッセル)と勘違いされることがあるので要注意です。諜報要員にマークされる(エネミー・オブ・NATOになる)おそれがあります。

三重県桑名市で開催された第19回全国納豆鑑評会(2014.2.21)で最優秀賞と特別賞を受賞した納豆を食べくらべてみました。

はじめに最優秀賞の農林水産大臣賞を受賞したヤマダフーズ(秋田県美郷町)の「国産ふっくら大粒ミニ2」です。外観、香り、味・食感の3項目で高い評価を受け、日本一となりました。


(上蓋の見事な切れ味)

なんといっても上蓋の切れ味がいい。切り離しにストレスをまったく感じません。バリを伴わない上蓋の分離は重要な要素です。納豆好きの心をえぐる演出に感銘を受けました。

ひどい場合、砲撃を受けた戦艦のように容器本体が破れてしまい、悲しみに打ちひしがれながら納豆をかき混ぜることになります。

味は濃厚です。コクがあります。まさに畑の肉。ただ、食感はちょっとふっくらしすぎかなと感じました。

次に、アメリカ大豆部門において第一位の特別賞を受賞したヘルシーフーズワタナベ(栃木県茂木町)の「あさひ納豆 極味(きわみ)」。

これは心底美味いと感じました。小粒ながら歯ごたえがとコクがあり、納豆だけでも食べられます。これぞ「極み」と言えましょう。

というわけで、今夜は優秀賞受賞のこいしや食品(栃木県)の「平家納豆」とオシキリ食品(北海道)の「この畑でとれた納豆です」を賞味いたします。楽しみです。

第19回全国鑑評会出品の全208点の納豆を制覇し、「新・納豆讃歌」の創作にいよいよ本腰を入れようか思案するだいこんくんなのでした。

そういえば、大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た作用をします。なんか最近、胸囲が増えてきたような...。大豆の過剰摂取にご注意ください。

お時間のある方は、納豆好きの女子が全国を取材してアップしているサイト「納豆文化村」もどうぞ。


(ひげメガネ)

兵庫県淡路市にある株式会社八幡光雲堂。昭和35年頃から吹き戻しを製作している工場です。

吹き戻しの日本シェア90%を誇ります。吹き戻し作りの体験ができ、自分で作った作品は持ち帰ることができるそうです。

最近では吹き戻しを使ったリハビリが医療機関で行われるようになっています。

楽しく吹き戻しを吹くことで口腔周囲筋を強化でき、呼吸機能障害、発声障害、嚥下障害を持つ方々へのリハビリにおいて有効性が認められています。

むせることが多い私にうってつけです。生前、私の父も食事中にむせることが多く、ご飯粒が散弾銃のように飛散したものでした。

先日、ひげの部分が吹き戻しになっている「ひげメガネ」を親友からいただきました。使用する対象年齢が3歳以上となっていて、私の精神年齢にぴったり。親友の温かい気遣いを感じました。

(動画の一コマ)

吹き戻しの様子を自分で動画でも撮影。しかし、あまりにも面白すぎて、号泣県議さんの動画再生回数を超えるおそれがあるため、Youtubeへのアップは断念しました。

いい道具を入手し、ご満悦のだいこんくんなのでした。


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