- 2014.07.31 Thursday
私の小確幸(しょうかっこう)
(夕暮れの首相官邸。本文とは関係ありません)
最近、「小確幸」という言葉を知りました。和菓子の名称かと思いきや、さにあらず。「小さいけれど確かな幸福」という意味で、村上春樹さんの造語であると親友がブログで紹介していました。iPhoneで一発変換することにびっくり。
同氏の作品は欧米で広く知られています。近年、東アジアでも人気を集めていて、「小確幸」という言葉は台湾で流行語になっているそうです。
さて、私の「小確幸」です。
それは、旅先のホテルでハーゲンダッツのミニカップアイスクリームを食べながら単行本の「ゴルゴ13」を読むことです。
まず、アイスクリームについて述べます。
ふだんは、セブンプレミアムの6本入りの「チョコレートバー」(198円税抜。以後、表示価格は税抜)、あるいは8本入りの「4種の濃厚果実バー」(230円)を買います。
セブンプレミアムは抜群のコストパフォーマンスを誇ります。「チョコレートバー」は1ml当たり0.7円、「4種の濃厚果実バー」は1ml当たり0.8円。
それに引き換え、ハーゲンダッツミニカップは、たった1個で257円。1ml当たり2.3円。チョコレートバーの3倍以上です。鰻や非回転性の寿司と同様に私にとって「ハレ」の高級品です。
ハーゲンダッツミニカップは「ストロベリー」が好きです。「グリーンティー」も同じくらい好きで、しばしば葛藤します。また、期間限定に弱い私は今夏限定の「ショコラミント」や「珈琲バニラ」にも抗しがたい誘惑に駆られます。
一方、セブンプレミアムの白くまシリーズも侮れない魅力があります。「白くま練乳」(276円)、「白くまいちご」(278円)、そして最近発売された「白くまマンゴー」(318円)には、心揺さぶられます。
(白くまマンゴー)
セブンプレミアムの「アップルマンゴー」が少し前に製造停止になっただけにマンゴーのアイスクリームでの復活はことのほか嬉しく思っています。
逡巡と葛藤と誘惑の狭間(はざま)に揺れながらも、やっぱり私はハーゲンダッツです。
ハーゲンダッツの原料となる牛乳は北海道のJA浜中町のものしか使われていません。ハーゲンダッツ本社が日本中探し歩いて唯一認めたのが同農協の牛乳。こういうこだわりがたまりません。
『ルパン三世』の原作者モンキー・パンチの出身地、北海道浜中町を一度訪れてみたいと願っています。
次にゴルゴ13です。
コンビニで売られている単行本には3種類。リイド社『ゴルゴ13』、小学館『別冊ビッグコミック 特集ゴルゴ13シリーズ』(いわゆる別冊ゴルゴ)、小学館『My First BIG ゴルゴ13』です。
私はほとんどの場合、廉価な別冊ゴルゴです。
どんな困難が立ちはだかろうと依頼人の期待を絶対に裏切らず、完璧に仕事をこなす。そのゴルゴ13の姿勢に心惹かれます。
やり遂げたあとも、あくまでも「仕事だ」と恬淡(てんたん)としているところがしびれます。
というわけで、だいこんくんの「小確幸」はハーゲンダッツのミニカップ「ストロベリー」を食べながら、ゴルゴ13に感情移入するという、締めて717円也の幸せなのでした。
- おいしい
- 18:00
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- by だいこんくん