- 2014.08.29 Friday
創業は易く守成は難し
(「KIRIMIちゃん」もどき byだいこんくん)
どんな人なんだろう、会ってみたいなと思う人の一人に「いちごの王さま」こと辻信太郎氏(86歳)がいます。
同氏は1927年12月に山梨県に誕生。桐生工業専門学校化学工業学科(現・群馬大学工学部)卒業。その後、山梨県庁に入庁。
1960年8月に県庁を退職。辻氏32歳のときです。山梨県の物産である絹製品を販売する同県の外郭団体だった山梨シルクセンターを株式会社化。社名をそのまま引き継いで、創業しました。
でも、その本業で早々に失敗し、小物雑貨の販売に転じたそうです。最初の成功は花柄を付けたゴム草履だったという。
1973年に商号を株式会社サンリオに変更。創業時から現在に至るまで辻氏が社長を務めています。
同社のサイトで辻氏は「SanrioとはSaint River『聖なる河』を表す言葉なのです」と述べています。が、「山梨王(さんりおう)が由来」とのガセ情報のほうが信憑性があるような気がします。
「月刊いちご新聞」でいちごの王さま(辻氏)は、「いちごの王さまからのメッセージ」を毎回掲載しています。ちなみに「いちごの王さま」はサンリオで一番最初のキャラクターです。
同社のキャラクターの中で私は「KIRIMIちゃん」が好きです。
ところで、昨年8月29日付の日経新聞で「サンリオの辻邦彦副社長が19日死去した。邦彦氏は創業者の辻信太郎社長(85)の長男で61歳だった。かねて辻社長は『次は邦彦副社長に決めているのでいつ辞めても問題ない』と公言するなど交代は既定路線だった」と報じており、同社は目下後継者問題で揺れているようです。
まさに「創業は易く守成は難(かた)し」(唐書)ですね。新しく事業を興すことよりも、その事業を受け継いで守り続けていくことのほうが難しいものです。
(「初秋の松島」byだいこんくん。メーカー希望小売価格108円)
というわけで、私の描くイラストもごく一部の間で人気があります。
サンリオの代表的なキャラクターのハローキティは関連グッズで全世界で年間数千億円もの売上になるそうです。
不肖私もキャラクタービジネスを始めようかと“捕らぬ狸の皮算用”に余念のないだいこんくんなのでした。
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