- 2015.01.31 Saturday
最後の講義が終わる
(桜の蕾が膨らんできました。春はもうそこまで)
「地域行政論」の全講義が終了しました。学生にとってはきつかったであろう土曜午前9時の授業。半年間よく通ってくれました。感謝です。
講義は、まず新聞の切抜きの読み合わせから。今朝は朝日新聞の記事です。
本年4月から始動する年金抑制策の「マクロ経済スライド制」について。
物価が上がっても、今後30年ほどは年金額は抑えられ、目減りしていきます。物価が上がると年金も増える「物価スライド制」はもう遠い過去。
2014年度の物価上昇率は2.7%、賃金上昇率は2.3%。でも、マクロ経済スライド制により年金額は0.9%の増。
文句をいったところで、2004年度に決定した政策です。どんどん目減りしていきます。
ここで痛恨の一句。
寒風に目減り激しく髪と金
寒ざむとした筆者の境地が伝わってきます。
次に、震災復興の取組と自分自身が感じたことを述べました。
いざというときのためのシステムは、いざというときに機能しない。
非常事態とは、質の変化であるとともに、量の変化が起きることでもある。つまり、だれもが被災者となってしまう。
いわゆる要支援者(災害弱者)だけが大変な状況に陥るのではない。
そんなことをお話しました。
(久しぶりの「中華はまや」のラーメン)
大学での講義を早めに終え、津波被災地域に整備された仮設店舗「復興商店 とよ マルシェ」に学生を連れて移動。
25年前、生命保険の営業職にあったとき、中華はまやがお客様であったこと、津波で店舗が流されてしまったことなどを学生に話しました。
仕上げに隣接のお店で濃厚なソフトクリームを食べ、大満足。
学生一人、講師一人の濃厚な講義が一切終了。彼の心になにかしら残っていれば望外の喜びです。
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- by だいこんくん