- 2015.06.30 Tuesday
M係長との車中会話(2)
(パスタって塩分ないんですね。びっくり)
半端とは、「あるまとまった量・数がそろっていないこと」「どっちつかずであること」(デジタル大辞泉)。用例として、「半端が出る」「半端な気持ち」が挙げられます。
よく耳にする「半端ない」とは、半端の否定形ですので、本来であれば、「どっちつかずではない」という意味になるのでしょうか。
実際はかなり違いますが。
車内ではM係長とその半端をめぐって話が弾みます。
「床屋でのあの半端なマッサージって困りもんですよね」
「わかるわかる。あの半端感がいやだよね。気持ち、こもってないし。さわさわって感じ」
「もう少しやってほしいと思うときに止めちゃう、あの半端感。力も入れてくれない」
「係長は、肩、凝るほうげ?」
「すんげー凝るんですよ、俺」
「いまちょうど通ったとこの右側に見える整体屋さん、いいよ。おススメ。60分、2500円だもの。けっこう強く押してくれるし」
「安いっすね。相場は、10分で千円ですよね。それ考えれば安いっすね」
「んだから予約しないとだめ。担当の人は女性が多いんだけど、そこだぁ〜っていうところをほんと強く押してくれんの」
「やっぱ痛いくらい押してほしいっすよね。案外、女性の整体師さんのほうが力、あるんですよね」
「そう、痛いくらいがいいよね。でも、最近、なんだか整体の翌日、すっげーだるくなるんだよね。もみ返しっていうのげ」
40代男性の車中会話は、さながら山奥の湯治場で繰り広げられるだべりに似ています。
これが50代になると話題の中心が薬に変化していきます。
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- by だいこんくん