- 2016.06.30 Thursday
想定外再考
(最寄りの無人駅に置かれています)
予想していなかったことでした。これまで重要影響事態や存立危機事態に陥らないよう想定をしてきたつもりでした。「つもり」は、すなわち「つもり」でしかない。そのことを身をもって知りました。
人生とは、「つもり」に潜む落とし穴の連続かもしれない。
先日、ローカル単線のディーゼルカー車内で突然の腹痛に見舞われました。
詳細は「『あ』に濁点の事態」を参照ください。回送車両として車庫行きの瀬戸際まで行きました。
さて、今回は、整体中での存立危機事態。想定外でした。
1時間全身コースでもうあと10分ほどで終了というときに下腹部に強い痛みと腹腔圧の高まりを感じました。
それまで夢うつつの気持ちよさの世界にいたのに突然の緊急事態です。
人生とは、シナリオのない緊急事態かもしれない。
整体室に入店したとき、冷房がやけに強いことに嫌な予感がしました。皮下脂肪が厚いくせに、いまひとつ断熱効果がない私のお腹。
腹腔圧の急激な上昇を確認。と、同時に背中を押され始めました。
こ、これはしんどい。変な脂汗がにじみ出てくるのを感じました。
あぅぅ。切ない。
整体は続けてほしい。もったいないので。でも、このままでは耐えられないかもしれない。
カズラとフジ。そう、葛藤とはまさにこのこと。
人生とは、葛藤と葛藤をつなぎ合わせたものかもしれない。
さて、何とか整体が無事に終わり、休憩室に移ったところ、よく冷えたリンゴ黒酢が用意されていました。
「どうぞ、お飲みください」
「あ、はい」
飲み終えた瞬間、完全にスイッチが入りました。下りだしたジェットコースターの如く、途中下車はできません。
というわけで、その後の顛末は差し控えさせていただきます。
人間というものは、じつに想定外に弱い存在なのだということがよくわかりました。
- 思うこと
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- by だいこんくん