- 2017.07.30 Sunday
経験則
(ネジバナ)
経験則は確かなエビデンス(挙証データ)に基づいているものではない。にもかかわらず惹きつけられる何かがあります。
研修会や勉強会でなるほどと思う経験則を二つほど学びました。
一つ。家庭内で虐待があるかどうか。
家庭訪問でまず見る場所が水まわりだという。台所、トイレ、浴室などの水まわりを見ればその家庭がどんな状況にあるかわかるのだ、と。
これまで何百という事例を見てきての専門家の言葉には重みがありました。
水まわりと虐待にいかなる関連性があるのかわかりません。証明することもできないでしょう。
しかし、私にはすとんと腑に落ちるものがありました。水まわりがきれいな家で虐待は想像しにくい。うまく説明できないのですが、そんなふうに思います。
一つ。おならのくさい人にはお金を貸してはいけない。
(置物が可愛い。「時季の森」にて)
実家が江戸期、庄屋を務めていたという講師の話です。庄屋ですので村人にお金を貸すこともあったのでしょう。
家訓としておならのくさい人にお金を貸すとお金が戻ってこないと言い伝えられてきたのだという。
おならがくさいとは腸が健康ではないことを示している。腸が健康ではないことは身体が頑健ではないことを意味する、と。
いまでこそ大腸は腸内フローラと呼ばれ数百種類600兆個の菌が花畑(フローラ)にように生息していることがわかっています。
腸内フローラの状態は健康や病気に直接間接に関係しているのだそうです。
というわけで、貴重な経験則を二つも学ぶことができました。半世紀生きてきて自分も何か会得(えとく)した経験則はないものか、己の大脳皮質に照会してみました。
残念ながら何もありませんでした。
ただ、本日、水まわりの一つである浴室を丁寧に掃除。しつこいカビを取り、すっきりしました。
学んだ経験則によって重い腰が動きました。脅されると動くタイプです。
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