- 2018.05.28 Monday
シャザコン
(月を見ていると不思議な気持ちになります)
生業(なりわい)としてやっていけるのではないか、と真剣に思うようになりました。謝罪コンサルタント、通称「シャザコン」です。
「危機管理」という四文字を使うから、私たちはつい高尚なイメージを抱いてしまいます。難しそうに思ってしまう。
謝罪は危機管理の核心的な部分ではない。私はそう考えています。
要は、どう謝るかです。つまり「謝罪の作法」。それをずばっと指南できるシャザコンの必要性がとみに高まっているのではないか。
茶道や華道のように現代人の教養の一つとしてトップリーダーはシャザコンに通うべきです。通って身につける時間がなければ、危機の発生時に即時に派遣してくれるシャザコンを雇うべきでしょう。
日本人は何よりも形が大事です。
心理学者のアルバート・メラビアンによって導き出された「メラビアンの法則」によると、人は見た目で9割が決まるという。
ハートではないのです。厳しいですね。
さて、謝罪の記者会見では、まずネクタイの色が見られます。
また、お辞儀のとき、頭を何秒下げたか、カウントされています。謝罪記者会見の記事を注意して読んでみてください。必ず何秒頭を下げたかが書かれています。30秒はほしいところです。
緊張時は心の中で数えるのは困難です。
ぶるっと振動で時間を教えてくれる外部送信式タイマーをポケットに入れておきましょう。フラッシュを浴び続けても、安心して頭を下げることができます。
両手は太腿の脇に指をそろえているかを確認してください。手の位置は前においてはいけません。真横にそろえることです。指と指の間は離さずぴしっと付けます。
これが案外にできないものです。
公的機関の場合はいったん椅子に座った状態で謝罪文を読み、そのあとすくっと立って深々とお辞儀をするのがよいでしょう。
さらに、言葉遣いは最重要です。言葉とは思いを形に表す行為。
「誤解を招いた」とか「言葉足らずだった」などと聞く側に責任を転嫁するような表現は、禁物です。ぐっとこらえましょう。一身に責任をかぶる、潔い姿勢が好感を呼びます。
潔いとは、古くは心の潔白さだけではなく、自然や風景が澄んでいるさまを表していました。見た目が大事だという証左です。
むすびに、オプションとして涙腺対策をご紹介しましょう。
涙がきらりと光る、あるいは頬を伝う。これは効果覿面(てきめん)です。でも、役者でもない素人にはなかなかに難しい生体反応です。秘儀を教授いたします。
謝罪コンサルタント「だいこんくん」では、初心者から上級者のトップエグゼクティブまで懇切丁寧に指導いたします。まずはお気軽にご相談ください。
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