政令市の議員を務めている友人と懇談しました。とにかくよく働き、語る、知勇兼備の人物です。発信力も目を見張るものがあります。モットーは率先垂範。

「自分の守備範囲のことであれば責任をもって説明できるけど、市レベルを超えて国政や外交などについて支持者から問い詰められたとき、せつなくなることはないの」

「ありません。極端なことを言えば、北朝鮮の問題も自分の守備範囲だと思っています」

「すごいなぁ。ものすごく働いているけど、『こんなにやっているのに』と思ったことはないの。理解されないときや非難されることもあるでしょ」

友人は週に3、4日あさ6時半頃から駅頭で辻立ちをしています。

「ほかの人はともかく、自分自身は『こんなにやっているのに』と思ったことはないです」

胆力の据わった姿勢に感銘を受けました。小学生のときに父親を交通事故で失うという困難を乗り越えて、世界に雄飛。その後、地方議会の政治家になりました。

友人の檜舞台での活躍を祈りながら、だいこんくんも地中から舞台裏に躍り出でんと満を持す今日この頃です。

蛇足ながら、「満を持す」は、弓を十分に引いて構えるの意から、転じて準備を十分にして機会を待つの意味になったそうです。

だいこんくん「今日のへ〜」でした。


「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」

この訓読にはちょっと違和感があるのですけれど、それはさておき、旧友が来県し、当地に寄ってくれました。

30年近くの付き合いです。直近では2年前の5月19日に日比谷公会堂アーカイブ・カフェで会って以来です。そのとき、「選択肢を幅広く示すことが大切ではないか」と仕事上の助言を受け、なるほどと思ったものです。

識見・人柄ともに素晴らしい人物です。与えられた持ち場一つひとつで全力投球。いつも輝いています。

学生時代、タイ・バンコクにも足を運んでくれました。就職後の研修中にも私の故郷に来てくれ、震災の年の8月に現状を知りたいということで訪れてくれました。


「故旧は大故なければ則ち棄てず」---周公旦が息子に与えた訓戒の一つとされています。老朋友を大切にせよという意味です。

周公旦といえば、「吐哺握髪(とほあくはつ)」という言葉が好きです。

周公旦は、来客があれば、食事中には口の中の食べ物を吐き出して、入浴中にはぬれた髪を握ったまま面会したと言われています。

ともあれ、今夕はだいこん踊りをして大歓迎したい思いでいっぱいです。が、残念なことに自宅に着ぐるみをおいてきてしまいました。


せめて髪をぬらして旧友に会おうかと思案するだいこんくんなのでした。食べ物はもったいないので吐きません。


南面に太平洋の大海原が広がり、西方に阿武隈山系を源とする川が海にそそぐ。そんな場所に火力発電所の社宅があります。

子どものころ、屋上に上がって外を眺めていました。星空も観ました。

社宅の北側には一枚の田んぼがあり、あぜ道の向こうに農業を営むHさんのお宅がありました。ザリガニを捕って胴体をポキポキやった沼もすぐ近くです。

とうもろこし畑をくぐり抜けると、西瓜やかぼちゃが実る畑が広がっています。蜜蜂が黄色の花に入ってお尻を振っています。肥溜めのにおいが漂ってきます。

農作業をしながら、Hさんは深淵な話を聞かせてくれました。

生命はこの世だけでないこと、宇宙は無限の広がりがあることなどなど。Hさんのお宅のかまどの炭のにおいとともに記憶の奥に刻まれています。

五島勉著『カルマの法則』、『ノストラダムスの大預言』。

そんな本をHさんは小学校高学年の私に勧め、私はいままで知らなかった世界に足を踏み入れたのです。

Hさんは私が学生のころ早くに亡くなりました。

私のメンタリティーの基礎はHさんとの語らいにより形作られました。

その上層部分に卓球による熱中性とスネークマンショーの諧謔性が重ねられ、さらに、12人部屋の寮時代に己を捨てる精神がデコレートされました。

加えて、タイ・バンコクの喧噪の中でサバイバル根性がコーティングされました。

そして、なぜかいま、だいこんくんです。


東京・上野の某所で第1回「星々のつぶやき」愛読者オフ会と称し、集いを催しました。今回、お越しいただいた愛読者は杉並・阿佐ヶ谷のUさんです。

24時間営業の海鮮酒場で世俗の話題から深遠な哲学的命題まで、縦横無尽に語るUさんのトークに魅了されました。

「だいこんさん、花は香ったときはもう終わってるんです」
「終わってるというと....」

フラワー・コーディネーターのUさんは続けます。

「送られてきたスイートピーの箱を開けたとき、香っていたら、ふつうの人はいいにおいと思うでしょ?」
「そうですね」
「それがうちの社長は違うんです。香っていたら終わりだというんです」
「花は香ったとき、つまり、フェロモン全開となったとき、盛りを迎えているんです」
「なるほど」
「花は雄しべの花粉を雌しべに受粉させようと必死です。虫たちに精いっぱいアピールしてるんです」

ピンクレディーの「渚のシンドバッド」を聞くと子どものころの切ない思い出がよみがえるというUさん。その語りについ引き込まれ、時間を見ると終電の時間の7分前。これはやばい。

締めで注文した鶏塩ラーメンをキャンセル(食べたかった)。会計では釣りはいらないなどと柄にもないことを言いつつ、店を出て上野駅に向かって猛ダッシュ。

ジョッキ4杯のビールが洗濯機のように腹の中でうねります。

発車3分前に乗車。

日暮里駅を過ぎたあたりでお土産にいただいた阿佐ヶ谷の「菓人 結人(かじん ゆうと)」のいちご大福を口にしました。

なんだこの美味さは!!と思わず叫びそうになりました。「食べたら笑っちゃいますよ」とUさんが言った意味がわかりました。

LLサイズの甘さ全開の完熟いちご、そして、ほどよい甘さの餡と餅。これほど見事な調和を演出しているいちご大福に私は出逢ったことがありません。

別腹が即座に起動し、いただいた2個を続けざまに食べてしまいました。

香るときには花は終わっているのか...

古代エジプトでピラミッドの建設労働者の食料として供されていたという大根。

先ほどの語らいを反芻しつつ、うすむらさきの可憐な花をいつ、どのように香らせるか思案するだいこんくんなのでした。



コンサル時代の尊敬する同僚研究員のMさんは技術系職員ということでも異色でした。理系のみならず、人文分野にも該博な識見を有していました。

専門は和牛の改良、繁殖、育成などに係る研究と指導です。和牛と国産牛の違い、肥育農家と繁殖農家があることなど、機会あるごとに興味深い話を聞かせてくれました。

BSE問題、口蹄疫、そして今回の震災と原発事故。Mさんはそのすべての矢面に立ってきました。その辛労はいかばかりだったでしょう。

私の仕事を強力にバックアップしてくれたMさん。あるときは徹夜で手伝ってくれた、熱き人でもあります(「なぜ第二位なのかを探れ」)。

Mさんは、
コンビニの成人コーナーで立ち読みしている中学生にひと声かける夜回りおじさんであり、
バス停に向かって後ろから走ってくる客の存在を知りながら無視して発車しようとする運転手に「止まれっ!」と叫ぶ、正義と真実の人であり、
「あずさ2号」を振付付きでズボンを脱いで絶唱するエンターテーナーであり、
「スネークマンショー」を愛聴する諧謔の人であります。

何百頭もいる牛の顔の違いを見分けられ、そしてその牛たちにも愛されていました。

久しぶりに「咲坂と桃内の今夜はごちそうさま」を聴きながら、今夕、だいこんくんは名料理の数々をいただこうと思います。



今朝、先週からインフルエンザに罹っている上司から電話がありました。

職位は私の上の上の上ですので、通常は私に掛かってくることはありません。

「休んでいる間、どう?問題ない?」

電話では、私は通常の対人モードの1.5倍くらいのテンションとなる癖があります。

「はっ、ぜんぜん問題ありませんっ!大丈夫です。大事を取られて、しっかりと静養されてくださいっ!」

あっ!しまったぁ。上司のレゾンデートルを否定しかねないことを言ってしまった。

「ぼちぼちです」と答えればよかった...。後の祭りでした。

“ぼちぼち”といえば、モントリオール大学学生寮の同じフロアーにアラブ系の男子学生がいました。サウジアラビアの首都と同じ名前で、すぐに仲良くなりました。

本人はアルコールを飲まないくせに、寮内で自分の部屋をアジトにビールを売り歩いていました。また、冷蔵庫のレンタルもやっていて、3畳程度の自室に冷蔵庫を天井まで積んでいました。

商魂たくましいこの友人に日本の挨拶だと称して、先に呼びかける方が「もうかりまっか」といい、そして返事は「ぼちぼちでんな」だよと教えました。

廊下ですれ違うたびに私は「もうかりまっか」と呼びかけ、彼は、満面の笑みで「ぼちぼちでんな」と答えてくれるようになり、向こうからも私に「もうかりまっか」と挨拶してくれるようになりました。

私はそのまま帰国し、彼とは音信不通となってしまいました。ぼちぼちやっているはずです。


夕べは送別会でした。遅かったのでカプセルホテルに泊まりました。

所詮カプセルホテルなので、寝床は狭いですが、浴場もサウナもゆったりとしていて温泉地のようでした。どこか小旅行に行ったかのような快適な朝を迎えました。

ちょっと気になったのが段差です。

浴場を出たときに10センチほど下がっていて、すべりそうになりました。そして、3メートルほど歩いて、ロッカーのある脱衣場のところでもう一度10センチほど下がる構造になっていて、私はつまづいてしまいました。

2度も段差があるなんてふとどきものです。よく考えれば浴場に入る際、その段差に気づいていていいはずなのですけど。

湯につかりいい気持ちになって注意力が散漫になっていたうえに眼鏡をかけていなかったこともあるのでしょうね。

床の色に変化をつける、あるいはスロープ化するなどの改善が必要でしょう。

さて、寝坊してホテルの朝食を逃してしまったのでUCC系列の珈琲館で朝食をとることにしました。サンドイッチが運ばれ、写真を撮っていたところ、外からの視線を感じました。

顔を上げると先般ご指導をいただいたデザイン書道家のT先生でした。


今日は「書の花ツリー展示会」だったことをすっかり忘れていました。T先生は東京からわざわざ足を運んで来られたとのことでした。

急ぎ朝食を終え、会場に向かいました。展示室でT先生と書をめぐって話に花を咲かせました。

甲骨文字は本来占いに使われていたこと、なぜ中国北部には石碑に文字が刻まれているのか、エジプト文字(ヒエログリフ)がなぜ漢字のように世界性を持たなかったのか、芸術表現としての書と絵画の違いなどについて、じつに興味の尽きないお話を伺うことができました。

今日は朝風呂で運動機能の低下を実感しましたが、T先生と再会しお話ができたので気分上々になっただいこんくんなのでした。


モントリオール大学の寮「Residence C」には、日本人留学生が6人いました。社会人は私だけです。

“郷に入っては郷に従え”と思い、入寮して最初の1か月はパンを主食としていました。が、無性にご飯が食べたくなり、1合炊きの炊飯器を中華街で購入し自炊を始めました。

せっかくなので、大きな鍋にカレーや豚汁を作り、留学生5人に内線で連絡し、ご飯を持って集合するよう呼びかけました。

寮には炊事場がないため、段ボールに電熱線のコンロを置き、床にしゃがんでカレーなどを作りました。

留学生たちは、うれしいことにいつの間にか、呼ばずともみな私の部屋「17119号室」に集結してくれるようになりました。

私はこのグループに名前を付けたいと考えました。

寮の所在地「Edouard-Montpetit」にちなみ「エドワード小山隊」と名付けました。「mont=山」、「petit=小さな」ということです。横断幕も作りました。

3畳弱の17119号室は、マルクスの言う原始共産制が敷かれ、冷蔵庫の中身も留学生が自主的に確認をしてくれるようになりました。

「隊長!ワインがないっす。それから、パンに付けるヌテラが切れていますよ」

「んじゃ、これ(20ドル札)で買ってきて」

さて、写真は1997年2月8日氷点下20度の日にスケートに行ったときのものです。カラオケを歌い、翌朝まで遊びました。

20代の私がブログのプロフィール写真より老けて見えるのは気のせいでしょうか。

自分の遺影の賞味期限は20年はあると踏んだだいこんくんなのでした。


入院中の両親の看病をしながら、私は自動車学校に通っていました。四半世紀前のことです。

バンコクの大学院への進学をあきらめ、仕事をせず、日中、気長に自動車講習を受けていました。

当時、私は、家の中で「無職のブルーレット」と呼ばれていました。小林製薬が「無色のブルーレットおくだけ」という製品を販売し始めたことに由来します。

追い打ちをかけるように、祖母には「げーぶん(外聞)わりぃから早く仕事しろ」といわれました。

そんなある日、いっしょに講習を受けていた60歳くらいの紳士に「君はなにをしているの」と声をかけられました。私は身の上を話しました。

すると、かつて英語辞書の編纂に携わっていたという、その方が力を込めて言うのです。

「私は今の会社を退職したら、ドイツのハイデルベルク大学の大学院に行こうと思っている。毎朝、早く起きて単語を10個覚えている。でも、翌日7つか8つ忘れてしまう。でも、2つか3つは覚えられるので、それを積み重ねている。君も若いのだからあきらめてはいけない」

だいこんくんが発奮したのはいうまでもありません。その方にいまでも感謝の思いが尽きません。


「いま情報があふれています。そのような中で真実を見抜くにはどうしたらよいのですか」

レーガン政権時代に大統領スタッフだったというその人に質問しました。情報分析についての深遠な答えが返ってくることを期待しました。

「それは、真実を知っている人とネットワークをつくることです」

約20年前のカリフォルニアでの対話が蘇ってきます。いまこの言葉の持つ意味の重さを日々感じています。


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